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わくわくブログ

徳島市のひろこ漢方内科クリニックは東洋医学と西洋医学のいいところをいかした、元気になる楽しいクリニックです。院長の高橋浩子が漢方あれこれやクリニックの日々を紹介します。
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美肌デトックススープを作ってみた
桂枝茯苓丸は、血の巡りをよくする漢方薬の代表です。月経不順、月経前症候群、肩こり、頭痛など血の巡りが悪くておこる(瘀血といいます)症状の改善につかいます。「桂皮」「芍薬」「桃仁」「茯苓」「牡丹皮」が入っています。桂枝茯苓丸は、瘀血でおこるガンコな肩こりや頭痛の頓服としても効きます。これに、はとむぎ(薏苡仁・ヨクイニン)がはいると、桂枝茯苓丸加薏苡仁という漢方薬になり、月経痛や肌荒れ、にきび、によく効きます。はと麦には、水をさばき、排膿抗炎症の働きがあるので、血の巡りをよくする桂枝茯苓丸とのくみあわせで、美肌デトックス効果を期待できます。
今日は、手持ちの生薬で、桂枝茯苓丸加薏苡仁から茯苓を除いた5種類の生薬に、元気をだし胃腸の働きを整え、あたためる「人参」「乾姜」「大棗(なつめ)」を加えたスープを作ってみました。
桂枝茯苓丸生薬並び
桂皮は、クスノキ科シナモンカッシアの木の幹の皮です。シナモンのいい香り。あたためて、冷えによっておこる痛みをとるはたらきがあります。

桃仁は、桃の種の芯の部分で、血の巡りをよくする働きが強く、便のすべりをよくして便通を改善する働きもあります。アーモンドにそっくりです。
桃仁
牡丹皮は、ボタンの根っこの皮。血の巡りをよくし、熱をさます働きがあります。

ヨクイニンは、はと麦の種で、炎症をおさえ、水をさばくはたらきがあります。ヨクイニン単独で、中年以降の女性の首にできるイボによく効きます。ヨクイニンは、錠剤や粉末として処方しています。
薏苡仁
桃仁・牡丹皮の組み合わせで、血の巡りをよくするはたらきが強固なものになり、これにヨクイニンと冬瓜子(トウガンの種・炎症を取って水をさばく働き)を加えると腸癰湯(ちょうようとう)という漢方薬になります。子宮筋腫や子宮内膜症、虫垂炎や膀胱炎に治療につかいます。
今日のスープには、腸癰湯の4種類の生薬のうち、3種類が入っていることになり、腸癰湯のこころのあるスープとも言えます。
これら8種類の生薬に、白ネギのぶつ切りと干し椎茸をいれて、煮立ってから1時間以上弱火でことこと。
桂枝茯苓丸煎じ中
あくは出ず。漢方薬のにおいで台所は充満。シナモンの香りが食欲をそそる。どんなスープになるのかわくわく。ただしムスコは、どんな晩ご飯を食べさせられるのか恐怖でどん引き。
煮出したあとの生薬は引き上げる。
合い挽き肉のミンチででっかいダンゴをつくり、フライパンで表面を焼き付けたものと、干しエビ、刻んだ白ネギ、しいたけ、大根を鍋にいれて30分ほど煮る。
チンゲンサイとキクラゲをくわえて数分中火でにて、塩とごま油で味をととのえたらできあがり〜
桂枝茯苓丸スープ仕上がり
あたたまる美肌デトックススープ。肉団子や干しエビ、野菜を入れると、漢方薬的な味がマイルドになって、ほとんど修正のいらない味になります。うまい!!!どん引きしていたムスコも普通に食べる。
かぶ
夫が作ったかぶの三杯酢にちりめんをかけたのが、スープによくあってさっぱり。
明日の朝は、残ったスープでおじやにしよう。
なんにも予定のない日曜日、一歩も家からでないで好きな本を読みながらスープを煮込む。幸せ。
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